製材
製材所で購入した材を製材しました。
船には建築ではあまり使用しないような曲がりのある材を使います。
材は全て1寸厚に切ってもらいます。
1本から9枚の材をとりました。
端の部分は薄く切り出し構造以外の部分で使用します。
製材所には乾燥中の材や、競りに出す前の材が保管されています。
その中に船に打ってつけの材があったため、早速持ち主に交渉してもらうようお願いしました。
船になるために育ったかのような見事な反りです。
かつては木材の用途が多様だったため、癖のある材でもその癖を活かして使用されていましたが、現在では癖のないような材ばかりが重宝され、癖を活かすノウハウも途絶えつつあります。
製材してもらった木はしばらく自然乾燥させて、反りなどを出したのちに使用します。
今回のような少量の製材にも対応してもらえるような製材所も、次第に数を減らしています。
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コメント
母方の祖父が船大工と聞いております。
自分でも伝馬船を出来れば作りたいとおもいます。
投稿: 中津 榮一 | 2010年5月17日 (月) 04時27分